警察の仕事の中で技能職と呼ばれる一つですね。
私の同期にも選ばれている人がいました。
その人は、警察になる前からアニメのキャラクターとかを書くのが好きだったらしいです。
事件捜査で被疑者検挙の手がかりとなる似顔絵の技術を向上させる講習会が、熊本県警察本部で開かれました。
この講習会は県警察本部が交番で勤務する若手警察官などを対象に毎年開いていて、3日は46人が参加しました。
はじめに講師を務めた鑑識課勤務21年目の指導官がコロナ禍などでマスクをしていて顔全体が分からなくても、顔にほくろがないかや、服装や持ち物に特徴がないかを聞いて強調して描くように説明しました。
このあと、2人1組になって、一人が写真を見て、もう一人が似顔絵を描く実習も行われ、聞き取り役は顔の人相や眉毛の形、それに芸能人に例えると誰かなどの質問をして似顔絵を仕上げていました。
警察によりますとことし10月末までにわいせつ犯など75の事件で似顔絵が作成され、このうちの6件が検挙につながったということです。
参加した交番勤務の25歳の警察官は「目撃者の話から似顔絵を描くことは初めてで、正解が分からず難しかった」と話していました。
また、21歳の警察官は「刑事を志望していて、事件解決に生かしたいと思い参加した。似顔絵を描くときに持ち物の特徴を聞くのは驚きでした」と話しました。
県警察本部鑑識課の竹下洋次郎次席は「似顔絵は初動捜査で大事な役割を果たします。目撃者の方には記憶が薄れない早い段階で情報提供いただきたい」と話していました。